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SS・featuring Meiya

御剣冥夜・生誕祝 「Like a box of chocolate.」Unnumberd Camera

>>>Unnumberd Camera・Focus=Epilogue

「あ、タケルさん、冥夜ちゃん、どうもおひさしぶりだね〜」
「お、たま…相変わらず首の鈴と尻尾は標準装備か?」
「久しいな、珠瀬…そう言えば珠瀬は、船内のどこにいたのだ?」
「あー、その…ミキは慧ちゃんや千鶴ちゃんみたいに運動できたりしないから、厨房でお料理作るお手伝いしてたんだよ〜」
「ほう…これだな、珠瀬が作った料理は」
「つーか、相変わらず巨大おにぎりだな」
「よいではないか…一度に色々食べられて楽しいと思うぞ?」
「えへへ〜…ありがとう、冥夜ちゃん。でも、何だか、冥夜ちゃん、タケルさんみたいなこと言うようになったね」
「……タケルみたい…みたい…みたい…」
「って、そこ、喜ぶとこか? てゆーか、照れて硬直すんな!」
「あははっ、タケルさんも照れてる〜、似たもの夫婦だね〜」
「…夫婦……夫婦……夫婦……(ぽ」
「あ〜も〜、たま! 余計なこと言うんじゃねーよぉ…こうなったら数十分は使い物にならねえんだからさ〜」


「よお、委員長」
「委員長って言うなーっ! …あら、御剣さん、お久し振り」
(随分白々しい話の逸らし方しやがるな…流石委員長)
「うむ…榊、先程はいい運動をさせてもらった。ありがとう」
「御剣さんほどいい動きをする選手、そうそういないわよ…大学のラクロス部でもね」
「それは買いかぶりだ、幾ら何でも…」
(……俺は無視ですか、そうですか。そんじゃ、そこの料理でも食って黙ってるか)
「…うまっ!」
「……何よ、突然大袈裟ね」
「いや、マジでこれ美味いって!」
「そうか、どれ、私も……確かにこれは美味しいな」
「ありがとう…パーティーに和食ってどうかと思ったんだけど、御剣さんが好みだろうと思って作ってみたんだけど、良かったみたいね」
(いや、俺が最初に褒めたんスけど…委員長、わざと言ってるだろ、お前?)
(当たり前でしょ…て言うか、委員長言うなー!)
(だってよー、相変わらず委員長みたいな喋り方してるじゃねーか…)
「……ん? 二人とも、何を小声で言い合ってるんだ?」
「あ、いえ…何でもないわ。白銀君とは…その、久し振りだったから」
「ああ、そう言えば久し振りだったっけ、い…じゃなくて、榊」


「よう、彩峰」
「……よっ、逆玉」
「…逆玉? それは一体どういう意味なんだ?」
(お前なー、例え本当のことでもそう堂々と言うなよな)
(……じゃ、鑑は?)
(…うっ…いや、それはだな…)
(……図星)
「……さっきから、二人で何をひそひそ話してるのだ? 私を差し置いて」
「え、あ、いや…」
「……御剣、久し振り」
「ああ、彩峰…先程ぶりだが。ところで彩峰、先程言ってた通信教育は、彩峰なりの冗談なのだな?」
「……強さの秘訣は、門外不出」
「そうか、なるほど…彩峰の言うことは尤もだ。何事も極意は、そう簡単に習得できぬ。流石だな、彩峰」
「……こくり」
「冥夜お前、騙されてる。絶対彩峰に騙されてるぞ…」
「……かが」
「あー、いや、彩峰さん流石っスね〜! 強いっス、最強っス、無敵っス!」
「…騙されてるのは、タケルの方だと思うのだが?」
「……白銀はおバカさんだねぇ…」
(くそー、彩峰、お前なかなか底意地が悪いじゃねーかよ)
(……白銀がすぐ、本気にするから悪い)
「あー、いや…彩峰、タケルのことをそう、面と向かって悪く言わないでほしい…」


「月詠さん、どうしたんですかその格好!?」
「あ…その、武様……そんなじっくり観ないで下さい、お恥ずかしい…」
「あ、すみません、つい…でも、何でまた?」
「いえ、私が、冥夜様のお誕生パーティーの給仕をするのは、侍従として当然のことでございますわよ?w」
「…当然のこと、と言ってる割には、すごく恥かしそうなんですが?」
「……お察し下さい(赤面)」
「いや、お察しって言われても…冥夜と何かあったんですか?」
「……そのご質問には、私からは何とも…」
「って、どう考えてもその格好は普通じゃないっすよ」
「…済みません、失礼致します」
「あ、ちょ、ちょっと、月詠さん!」
(ああ、よりによって武様にあのような格好を見られてしまった…お嫁に行けない…)

「どうすんだ、真那様、本当にあの格好で給仕に出ちゃったよ!」
「あら〜そ〜れは〜、た〜いへ〜んです〜」
「……冥夜様のご命令ってことにして、思いっきり恥かしいのを選んだから…」
『これがバレたら、真那様に殺されるー!』


「…純夏、先ほどは済まなかった。そなたに気を遣わせてしまったな」
「ううん、別にいいよそんな…元々あれは、冥夜のために作ってたものだし」
「そうか…それなら、いいんだが」
「そういえば冥夜?」「そういえば純夏?」
「…冥夜から、どうぞ」
「あ、いや…その、純夏から話すがよい」
「……じゃ、私から。冥夜…今日は、ありがとう。私も呼んでくれて」
「いや、それは……(月詠の独断なんだが)当然であろう?」
「当然、ね…とにかく、ありがとう。二人とも、変わってなくてよかったよ」
「まあ、タケルは少々のことで変わらぬだろう…」
「そうだね、タケルちゃんが簡単には…変わらないようね」
「純夏…」
「あ、ううん、そういうのじゃなくて…ごめん、折角のお祝いの席で」
「いや、そなたが再び私に会ってくれたのが、何より嬉しい。有り難う…それから、済まなかった」
「…何で、冥夜が謝るの?」
「去年の、ことだ…結局、そなたに全て負わせることになってしまって…」
「あの時は…ちょっと、冥夜、ずるいかもって、思ったよ…正直、ね」
「……すまない。その咎は私にある、タケルは悪くない」
「分かってるって…でも今は、こうなっても悪くないかなって思うよ」
「そう、なのか?」

『幼馴染みと親友が仲良く笑ってるんだもん…それでいいんだよ、今のわたしには』



<御剣冥夜・生誕祝SS「Like a box of chocolate.」・了>

>>>冥夜SS・Startに戻る


  *  *  *  *  *

(ちょっとだけ、最後に…あとがき?)

勢いとありったけの記憶で疾走するように書いてしまいました。
校正やら文章の繋ぎ方とか、あまり深く考えずその場のノリで突っ走って書き上げました。
自分なりの達成感はありますが、「こんなの冥夜様じゃない」「冥夜はこんな台詞言わない」と冥夜ファンの方に言われるかも知れないという不安は少なからず抱えています。

ファンの方、遠慮なく(#゚Д゚)ゴルァ!!カキコor(#゚Д゚)ゴルァ!!メールで私に不満をぶつけて下さい。
…そのお声に答えられるよう、努力は怠らないようにしたいと思います故。

サイト名とSS内容からして私が純夏寄りなのは明白ですが、冥夜だって存分に好きです。
二人ともお互いを認め合い、自分が思いを寄せる武の選択を何より尊重します。
そんな二人の気持ちの持ち方(愛し方)、振舞い方が非常に気持ち良くて好きなのです。
(私が「マブラヴ」にしつこく拘ってるのは、この二人に拠るところが大きいんです、はい)

ま、私の能書きはこのくらいにして…
冥夜様(と、ついでに武くん)、お誕生日おめでとうございますー。

(03.12.16 静音・拝)
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